読み聞かせと生演奏

2014年5月17日(土)に、神奈川県平塚市の「升水記念市民図書館」で開催された「おはなしとおんがくの会」のみなさんにインタビューしました。聞き手は東 春平です。

お話と音楽の会

朗読:諸山 朝子
ソプラノ:赤堀 理絵子
アルト:塚本 裕子
ピアノ:井澤 浩美(賛助出演)

今回で2回目ですね。

はい、1回目は「日本昔話」をテーマにしました、2回目は「おかあさん」をテーマにしました。

プログラムはどのように決めているのですか?

最初に本を選んで、それに合う曲を選んで組み立てています。

普段、小学校や保育園で読み聞かせをしている中で、絵本に楽譜がついているものを使って、それをアレンジしてピアノと二重唱にしました。

読み聞かせをしようと思ったのは?

よみ聞かせをしようと思ったのは、国語の教員をしていた時に高校生から本を好きになってもらおうと思っても、とても難しいことを感じました。

本を薦めても興味を持ってくれないんです。

そして自分の子供を育てる時に読み聞かせをして親しんでもらったことから、小学校に入学する時に読み聞かせのボランティアに入って始めたのがきっかけです。

平塚の小学校では、28校のうち27校は授業の前に15分間読み聞かせをしています。

学校によって月に1回から2回しています。

読み聞かせと生演奏って珍しくないですか?

5年くらい前、恩師が生演奏と読み聞かせをしていたことがありました。

いつか機会があったら自分もやってみたいと思っていました。

ある日イベントで知り合い、意気投合して音楽と読み聞かせのコラボをすることになったのです。

苦労は?

無いですね(笑)。

リハーサルが楽しくて、みんなで笑いながらやっています。

次々とアイディアーも沸いてくるんです。

絵本と紙芝居の差はありますか?

紙芝居はお芝居のような気持ちでやります。

前回好評だったので、何か1つ入れたいと思って入れました。

紙芝居は、場面の抜き差しを大切にしています。

子供に対しての読み聞かせもそうですが、本当はお母さんにも聞いて欲しいんです。

今は子供もお母さんも忙しいのでなかなか集まるのが難しいですね。

次回は、海の話を予定しています。

本を読む大切さは?

想像力が付くことです。

主人公の立場になって考えるのが、人の気持ちを想像することに繋がります。

人の気持ちの想像力が養えるんです。

それから言葉を覚えます。

聞いたこともない、読んだことも無い言葉って言えないものですからね。

音楽の大切さは?

情緒が養えることです。勉強は頭、音楽は心の栄養などと言われています。

また音楽は白黒の人生に色を与えてくれるとも言われています。

そして良い音楽は眠くなると言われていますね(笑)。

ありがとうございました。

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