ボイストレーニング 声種の違いとは
声種というのは、地声・ミックス・裏声といった『声のバリエーション』のことです。
これらの違いは何から生まれるのか?というと、声帯に加わるテンションの違いです。
テンションが高めの方から、地声>ミックス>裏声・・という感じになります。
歌声において声帯のテンションをどれだけ強められるかは、個人差が大きい・・と言われています。
それ故、例えば高音域を地声的に歌う・・というのは難しいのです。
これを無理やりやると喉声のようになります。
逆に言えば、地声では出せない高音域も、さほど強いテンションが必要ではない裏声ならば出しやすい・・・という事になるでしょう。
この辺の構造から、裏声に入る前あたりの中高音域を、地声と裏声の中間のテンション=ミックス(この呼び名は、あくまで音の印象から来たものでしょう)で歌えると良いわけなんですが、中々感覚を掴むのが難しいものでもあります。
しかし、ポップスはこの辺りの音域を良く使う・・というか、むしろそこだけという曲も多々あると思います。
なので、この『中間的テンションの感覚を掴む』・・というのが非常に大きなテーマになるのです。