音域が広くなるについて研究してみた
クリップミュージック講師 高野 卓也 先生のインタビューをお届けします。
聞き手は東 春平です。
音域が広くなるということについて伺います。
音域が広くなるということについて研究したことがあります。
男性は変声期の影響が出るんです。
私も高2で変声期を迎え、地声の高音が全く出なくなりました。
変声期のピークが過ぎでも高音が出なくなって、無理矢理出そうとしたところ喉声になってしまいましたが、が高音は出るようになりました。
当時はポップスは喉声でも良いと思っていました。
TMNが好きで、喉声で歌えていました。
その後、チャゲ&飛鳥の歌が気に入り喉声では歌えないことに気付きました。
それでどうしたのでしょうか?
自分なりに研究して頭の後ろから声を出す感覚で発声すると出やすくなりました。
その後、ボイトレ講師になって初めてプレイシングを知りました。
自分なりに研究した頭の後ろから声を出す感覚がプレイシング方法だったのです。
もしプレイシングを当時知っていたら苦労はしなかったと思いました。
プレイシングを知らずに喉声で高音を出し続けていると、あとで修正するのに苦労するので、変声期の後は無理をしないことをお勧めしますね。
女性の場合はどうですか?
女性にも変声期はあるけれども、男性ほど激しくないので男性のように無理をすることなく自然に通過していると思います。
音域は誰でも広くなるものなのでしょうか?
音域はトレーニングをすれば、誰でも必ず出るようになるので、今の自分が限界とは限りませんね。
逆にトレーニングをしていないと出なくもなります。
また、声楽系のソプラノの方が、ポップスを歌おうとすると、喉に力が入るので、原曲キーにこだわらないで歌いやすいキーで歌ってしまっていいと思いますね。
これもプレイシング練習方で治るんです。
発声の方法は色々あるので、一般的な発声法にこだわらず、体のバランスを見ていくことを大切にしています。
そこを注意してレッスンをして行くことにしています。
裏声や地声のバランスなどもレッスンを通して広げていくことができるんですよ。
ありがとうございました。
レッスンは次の会場で受け付けています。
[ 大宮 ]