ボイストレーニング 気をつけるべき息の使い方1

多くの人がやってしまいがちな、ちょっと危険な(大げさに言えば)息の使い方・・・というのがありまして、

「息をとにかく沢山吸い込んで、力任せに声を出す」

こういったやり方を呼気圧迫と呼ぶのですが、確かにこれを行うと、声量を稼ぐことは出来ますし、ある程度までなら高音も出せるのです。

ボイストレーニング 気をつけるべき息の使い方

声帯にダメージを生じやすい

しかし、その引き換えに声帯にダメージを生じやすかったり、結局は声帯自体の微妙な感覚(神経支配)を失う事に繋がってしまいます。

私の経験でいうと、呼気圧迫的に限界高音を狙った場合、出るには出ましたが、その後 約一か月程度は限界域が出なくなり、同時に喉もかなりおかしくなった・・という事がありました。

呼気圧迫は、声帯を「受動的」に無理やり息の力で振動させるようなコントロール・・と言っていいでしょう。

そうではなく、変な言い方ですが、声帯が「能動的」に振動するように練習して行く必要があるのです。
(特に限界的な高音域においては絶対に必要。)

要するに、「息で嗾けられなければ上手く振動できない声帯」ではダメなのです。

「自分からやる気になっている声帯」でないと限界高音に限らず、歌は中々上手くはいかないものなのです。

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