ボイストレーニング 気をつけるべき息の使い方2
呼気圧迫的(無理やりに息を吸って力任せにドカン!・・・と出す感覚)になっても、発声器官全体の神経支配が良い時、何だか分からない。
ですが、異様に上手く歌える時は喉頭懸垂筋が自動的に作動して、呼気圧迫が呼気圧迫にならない・・・という、非常に摩訶不思議な現象が起ります。
簡単に言うと、強すぎる息でドカン!・・と自分の限界的な高音を出したとしても、懸垂筋によって声帯がある意味で守られ、ダメージなく出てしまう・・・みたいな現象です。
例えて言うと、昨今の超ハイテクスーパーカーの電子制御デバイスのような感じ??でしょうか。乗ったことがないのでわかりませんが・・・。
感じとしては、強すぎる息を声帯に当てようとした際に、その寸前で懸垂筋が自動的に働き、そこまで息の量や強い圧は必要ないのだな・・・という事が分かり(笑)寸止め???みたいな感覚で調整している・・・・のかも???
しかし、残念ながら、そういう時はほとんどないのです。
一年に一回か二回、あればいい方です。
少なくとも、私個人の場合は(笑)。
呼気圧迫を行う
呼気圧迫を行うことで、喉頭懸垂筋を動かすきっかけにすることもできる・・・確かに、それも事実なのですが、私は受講者さんにはおすすめはしません。
懸垂筋が必ず動く・・とは限らないからです。懸垂筋が動かなくても、呼気圧迫を行うことで、声量や高音は出るには出る事があります。その後が結構大変な事になることが多いのです。
個人的には、ココ一発・・的な、勝負どころでは使う事もあるのですが(汗)、
それにはまあ・・・覚悟???というのか、その後、しばらく上手く出なくなってもまあ・・しゃあねえか・・みたいな、そういう時にはやりますね。
ぶっちゃけ、歌い手って、呼気圧迫大好きなものですし、周りで聴いている人も、その音には何かを感じるものなのです(汗)。
実はこの点には、人間が行っている非常に日常的な呼吸器官の使い方・・・・というものが関連しています。
呼気圧迫を見分ける
呼気圧迫かどうかを見分けるポイントですが、フレーズの終わりで、余った空気がボヘッ・・・と多く出る感じ。
あるいは、声量は出ているが、同時に息漏れの音も凄い・・・というようなことが言えるでしょう。
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